2010年1月の日記 連絡先(e-mail)
2009年12月の日記

ガーナの記録は、更新頻度が少ないのでザンビア版とは日付が逆になっています

20100101 金曜日 元旦

 昨晩は24時過ぎまでTVを見ていて、寝床に入る前に二人ともインスタント麺を食べた。

 朝ごはんは、普段と同じ、スープ、目玉焼き、スライスしたパンとチーズを少し、それに紅茶だった。

 食事の片づけをしていたら水が弱くなってきたので、急いで少しの洗濯と床掃除をした。しかし水浴びをする前(ちょうど10時頃)に断水になってしまった。

 11時頃から実験室で作業。始めてすぐに停電になった。もちろん水は出ないので、汲み置きの水で実験台などを拭いた。

 針穴写真機用のパーツとして新聞紙をA3サイズに切る作業から始めて、トイレット・ペーパーの芯を切ったり、空気圧ロケットや呼吸器モデルのパーツであるコルク栓の代用品をつくるためゴムぞうりをくり抜いたりする作業を16時頃までした。

 夕方買い物に行くと、元日なのに露店もその他のお店も全く普段どおりだった。

 日没近くになっても停電だったので、ロウソクを点けてから夕食の準備をした。スパゲッティとそれにからめるスープだけ(断水だから準備・片付けに水をあまり使わないように)。

 18時50分になって電気が回復した。

20100102 土曜日
 5時前に給水が再開された。夜中にもしばらく停電があった。

 給水開始で目が覚めたので、6日のアクラで行う分科会のPC研修分の資料を作る作業を始めた。(エクセルで方眼紙と分度器を作るという基本的なもの)

 朝ごはんの準備を始めたらパンがかびていた。(ここでは、買ってきて三日目にはたいていだめになる)そこで、少しご飯を炊いて、混ぜ込みふりかけで食べることにした。あわせて、タマネギ、乾しシイタケ、ワカメを入れた卵スープを作った。

 10時に実験室に行った。レイチェルは帰国に備えて衣類や靴の整理を一日かけてしたそうだ。衣装箱(プラスチックの大きな箱)に入れておいた下着の一部はかびていたらしい。洗濯もしてくれた。

 実験室で、9日の分科会の教材研修で使うパーツ作りを昨日に続けてした。(針穴写真機40個分の部品、風で走る車40台分の車輪のストッパー、コルク栓代用品作りなど)

 16時に部屋に戻り、水浴びをしてから夕食の準備をした。今日はひき肉、タマネギ、ニンジン、ピーマン、卵の入ったチャーハンを作った。レイチェルは果物を切ってくれた。

 夕食後にエクセルで作る方眼紙と分度器の作り方を仕上げて印刷した。

20100103 日曜日
 朝食の後、LEDを点滅させる回路の手引と、簡単な電磁誘導の手引を印刷した。これらはかなりウェブの資料を参考にした。それから、5日と9日の研修会のレジュメ、2月に予定している小規模な研修会の予算申請書を作った。

 午後、実験室に行って、新年になって作ったパーツ類を箱づめした。A3に切った新聞紙を運ぶのが重かった。

 夕食の後、レイチェルが案を作ってくれた2月の研修会の英文提案書を清書した。  明日からアクラに移動するので、二人でバタバタと荷造りも始めた。

20100104 月曜日 アクラへ移動

 事務所の車がクマシ、スンヤニに立ち寄り、その日にアクラに戻るということで同乗してアクラに移動した。ただし、カレッジからの出発は14時半頃になった。朝のうちに荷造りが終わっていたので、のんびりと車の到着を待った。

 クマシを出てしまうと、途中一回休憩しただけでまっすぐアクラに移動した。道中、路面が少し改修されているのを感じた。定宿にしているセントラル・ホテルには20時少し前に到着した。

 荷物を部屋に置いてから、スーパーマーケットのコアラで買い物、その後、珍珠飯店で麻婆豆腐と魚とキノコの炒め物を食べた。

20100105 火曜日 事務所へ
 ホテルで朝食を作って食べてから一人で事務所に向かった。調整員の方に報告書類を提出したり、マラリア予防薬をもらったりした。3月24日が現時点では出国予定だが、3月20日に日本語補習校で理科の実験をすることも決めることができた。

 9日に行う教材研修のために、物品購入担当になっているHDさんと事務所で合流した。HDさんとタクシーでコアラまで行って直径6mmのストローと竹串を1000本買った。マンガン電池も買いたかったが、9日に間に合うように物品担当にお願いすることにした。

 夕食は、コアラで牛肉と野菜を買ってすませた。ホテルでご飯を炊き、牛肉、野菜、キノコを炒めて味付けて終わり。

 夜、マルチ・バイブレータのサンプルを追加で作った。

20100106 水曜日 理数科分科会

 この日は定例会、活動報告、新役員の選出、数学の教材のアイデア紹介、PC研修(グラフ用紙、分度器作り)、2月の授業交流会の打ち合わせが事務所で行われた。自分はPCでグラフ用紙と分度器を作る方法を説明した。ほとんどの参加者のPCはオフィス2007が入っていたので、2003で準備してきた資料はそのままでは使えなかった。

 レイチェルは都合でクマシに戻った。

 夜、セントラル・ホテルにお住まいのEGさん宅で他の年配のボランティアのみなさんと夕食を食べた。煮物、ハンバーグ、コロッケ、サラダ、ちらし寿司などたくさんの手の込んだおいしい料理だった。昆布巻きやコンニャク(前日に作られたそうだ)まであってびっくりした。

20100107 木曜日 総会

 7時にホテルを出て、タクシーで隊員連絡所に移動した。今回の隊員総会は連絡所からかなり離れているガーナ大学(レゴン)にある野口記念医学研究所が会場なので、参加者はバスで移動することになっていた。バスは7時半に連絡所を出発した。

 8時45分から野口記念医学研究所(建物も設備も立派、便器やスイッチまで日本のものだった)のホールにて総会開始。16時半まで、様々な報告、議事、着任したばかりの新隊員紹介と盛りだくさんの内容だった。

 夕食には、一昨日買った鶏肉と野菜にお米とキノコを加えて炊き、固めの雑炊か軟らかい炊き込みご飯のようにした。

20100108 金曜日 勉強会
ホールで勉強会 研究所には日章旗も掲揚されていた

 この日は午前中に連絡所の大掃除、物故隊員墓参が組まれていたがそれらには参加しなかった。8時に事務所に入り、明日の教材研修用サンプル作りをした。空気圧ロケット、水レンズ顕微鏡、ストローの立方体、角錐、風向計、風速計、風で走る車を作った。(車は昼休みに事務所に来たガーナの方にさしあげた)

 12時半過ぎに連絡所へタクシーで移動した。13時20分に昨日と同じようにバスが発車、この日の午後もレゴンの野口記念医学研究所へ向かった。

 会場では、分野別の座談会形式の勉強会が16時まで持たれた。

 夜は19時から連絡所で懇親会があった。

20100109 土曜日 教材研修会、教材紹介

 8時にITさん(分科会の会長さん)と一緒にタクシーに乗り事務所に向かった。土曜日なので、警備室のノートに記帳してから事務所の2階に入った。

 9時から教材研修会開始。この日は9名の隊員さんと、着任4日目の新隊員さん2名に低価格理数科教材を実際に作ってもらった。空気圧ロケット(ゆっくり説明したので、できあがるまで50分ほどかかりました)、水レンズ顕微鏡(全員無事にタマネギに細胞を観察できたので、とてもホッとした)、ストローで作る立方体、風で走る車を、昼食休憩をはさみながら14時までかけて作ってもらった。

 14時からは隊員さん達による教材例紹介があった。小学生に計算力をつけさせるための様々な工夫が紹介された。また、簡便な熱気球の作り方も紹介された。

 その後、少し時間があまったので、16時まで再び教材研修。針穴写真機と簡易スペクトロメータを全員に作ってもらった。

 この日は残念ながら呼吸器モデル、簡単なDC回路教材例、電磁誘導、マルチ・バイブレータは紹介できなかった。材料と資料だけの配布しかできなかった。

 予定されていたアクティヴィティーが終わってから、反省会と片付けをした。

 夕食は分科会の懇親会を兼ねてアフリカン・リージョン・ホテルに出かけ、ブッフイを食べた。(ホテルはアクラでも最も人気のある所らしく、清潔で近代的な施設だった。我々はちょっと場違いな感じがした。)

20100110 日曜日 クマシへ移動 降雨!
 5時に起きてホテルを7時半に出た。チェック・アウトの前に3月13日から出国までの宿泊予約もした。

 タクシーでOAバスのステーションに行ったが、タクシー料金は7GHCだった。クマシまでのOAバスは古い型だったので、11GHC、荷物代は2GHCだった。あまり待たずにバスは出発した。8時5分頃だった。

 道中は順調で13時頃にクマシに到着した。クマシのOAステーションからカレッジまでは5GHCだった。部屋に入って荷物を開けてみると、中で洗剤がこぼれていた。洗うのに少し時間がかかった。部屋についたときは断水だったが15時頃に給水再開。しっかり体を洗うことができた。

 驚いたことに17時から1時間ほど強い雨が降った。この乾季は昨年より早く始まったが、それほどハマターン(ハルマッタン)はひどくない。しかも雨が降ったので明日は砂埃がおさまって過ごしやすそうだ。

 アンゴラでサッカーのアフリカズ・カップが始まった。2008年の1・2月にガーナで開催された大会の次の回だ。開会式がガーナ時間で18時頃から始まった。世界で最も経済成長のいちじるしい国の勢いを見せつけた見事な演出の式典だった。

 開会式後の第一試合は開催国のアンゴラ対マリ。試合開始前に先日銃撃を受けて死傷者が出たトーゴ・チームのために一分間の沈黙がささげられた。試合はアンゴラのリードで進み後半に入って4対0となった。しかし、試合終了が近づくにつれてマリは地力を発揮し、なんと4対4の引き分けに持ち込んでしまった。大のサッカー・ファンのレイチェルは大騒ぎだった。

20100111 月曜日

 昨日のうちに現職教員研修の参加者はきれいに寮を引き上げた。ナイト・ホールに二人だけ戻ってきていた学生が早朝から掃除や草刈をしていた。この日いち日をかけて学生達は少しずつ戻ってきた。しかし、全員が帰寮するにはいつものように数日かかりそうだ。

 自分がアクラにいる間にレイチェルは部屋の片づけをずいぶんしてくれた。そうしてまとめてくれた使わない空きボトルや新聞紙を持って実験室に出かけた。荷物を置いてから本部棟に行って、総会でもらったカレンダーを秘書に渡した。その後、10時頃から実験室の掃除をした。一段落した後に天井を見ると、クモの巣が増えていたので、いつものように長い棒で巣をはらった。おかげで、テーブルなどをもう一度拭かなければならなかった。

 11時過ぎに再び本部棟に行くと、校長が在室していたのでカレンダー、2月に計画中の小中学校での小規模研修会の資料を渡した。シャーロット次期校長に紹介状をお願いするように言われた。

 部屋に戻ると断水だった。ちょうどレイチェルはマーケットに出かけようとするところだった。(しかし、あまりに暑いのと、トロトロがなかなか来なかったり、満車だったりしたので、マーケット行きをあきらめて帰ってきた)

 水浴びをしてから、久しぶりに水をタンクから運んだ。バケツ6杯分も運んだ。  夕方に、ほんの数分間だが降雨があった。乾季に連日の雨でびっくりした。

 アフリカズ・カップの二日目。アルジェリアをマラウィが3対0で破った。アルジェリアは6月のワールドカップに出場する強豪なので、予想外?の結果だった。

 断水が続いていたので近くでテイク・アウェイを買った。1GHC分のフーフーと40Gp分のパームナッツ・スープ(肉を二切れ入れてもらった)を二人で食べた。

20100112 火曜日
 朝起きると水をためてあるたらいの中でごきぶりが死んでいた。断水中で水がもったいなかったが、たらいの水はトイレを流すのに使った。そのせいで朝食を作る前にバケツ2杯分水を運んだ。(9時から給水再開)

 小切手を用意して部屋を出た。一度実験室に寄って、そのあと正門へ向かった。外でタクシーをひろうつもりだったが、正門の手前で構内から出ようとするタクシーに乗ることができた。

 銀行で降ろしたお金 は、来月の小規模研修会用の消耗品購入の立替払いにあてる予定。おそらく銀行でGHCを降ろすのは、今回の派遣ではこれが最後(?)。今日のレートは、1ドルが1.41GHCだった。

 かばんには比較的大きなお金が入っていたので、買い物をしたいがタウンを歩き回るのはやめた。銀行の近く文房具店でまずインク・カートリッジを買い(また値上がりしていた)、その後少し歩いて、雑貨店でストロー、輪ゴム、プラスチックのコップ、爪楊枝を買った。その店の近くでさらに、マーカー、算数セット、A4用紙、クリップ、カッター、セロハンテープ、ボールペン、ステイプラーを買った。9日に行った研修会のクマシ版を2月に考えているので、12月末から1月の初めにした買い物をほとんど同じように繰り返した。

 それからアドゥーンの丘の上まで上がり、野菜類と洗剤、漂白剤、ジュース、クラッカー、チーズ、ソーセージを買った。タクシーでカレッジに戻ると正午だった。

 軽食をとってから、研修会用の消耗品を実験室まで運んだ。実験室でも水が出ていたので、水をためたり、雑巾がけをしたりできた。

 14時半から歩いてエナメル線を買いに行った。求めていた太さのものは在庫が無く、予定より少し太い24ゲージのエナメル線を2キロ購入した。カレッジに戻る途中でコルク栓の代用品を作るためにゴムぞうりを12足買った。問屋だったので思ったより安かった。(一足60円ほど)部屋に戻ると16時だった。

20100113 水曜日 ハイチ地震

 5時に目覚めてテレビをつけた。メトロTVが放送していたアルジャジーラ・ニュースがハイチでの地震をBreaking newsとして伝えていた。夕方BBCなどのウェブ・サイトを見たが、あらためて甚大な被害があったことが分かった。

 仕事に出る前に水浴びをしていたら断水になった。体を洗ってからタンクからバケツ2杯の水を運んできたが、濁っていて料理や洗顔などには使えそうもなかった。貯めてあった水道水でしのがなければならない。

 午前中には、実験室で昨日買ったゴムぞうりをコルク栓の代用品にする準備と、エナメル線を100gずつに分ける作業をした。昨日買った2キロのエナメル線は、巻きなおしてみると約900mあった。

 午後から1年生の1クラスでだけ授業。テスト前の資料配布と溶液の調整法の簡単なクイズをした。30名ほどが出席していた。どのクラスも今日から平常の授業が始まったようだった。

 夕方になっても断水だったのでテイク・アウェイでバンクーとグラウンド・ナッツ(落花生)のスープ(全部で2.3GHC)を買って夕食にした。バンクーは少し酸っぱさが強く、スープは辛かったので全部食べられなかった。デザートには昨日買ったマンゴーを食べた。

 サッカーのアフリカズ・カップではザンビアとチュニジアの試合が放送された。ザンビアは先制したが、チュニジアに同点にされ、そのまま90分が終わった。ザンビアが負けなかっただけでもホッとした。

20100114 木曜日
 朝食の後片付けが終わってから、レイチェルは久しぶりにドライビング・スクールに行く準備を始めた。幸い9時に給水が再開されたので、水浴び、洗濯、掃除ができた。

 身支度して出かけたが、実験室の点検と本部棟に掲示などの確認に行っただけで部屋に戻った。この日は予定している学生用の教材集CDの準備をした。いままで関係者に配った教材集CDは360MBほどの容量だったが、大量に複製しようと考えているので学生用のものは内容を減らすことにした。ひとつ実験の手引き(マニュアル)WEB形式、MSワード、PDFの三種類で保存してあったが、そのうちMSワード版を全て削除することにした。また、顕微鏡写真の大半も削除した。おかげで170MBほどのコンテンツに絞り込むことができた。次はブランクCD−Rを買ってきて、ひたすらコピーを作らなければならない。

 午後、ナイト・ホールのすぐ横にあるゴミ置き場のゴミを清掃車が撤去にきた。ゴミを積み込むときにひどくかき混ぜたので、車が去った後に猛烈な臭いが残ってしまった。窓を全部閉めても、息苦しい感じで困った。

20100115 金曜日

 6時半に部屋を出て実験室へ。簡単に掃除をしてから授業用の印刷物を持ってアセンブリー・ホールに行った。7時を過ぎてもまだ集会が続いていたからだ。

 まだしばらく集会が続きそうだったので、1年生のクラスに入って溶液の調整法のクイズを解く際の注意事項を白板に書き始めた。学生達は7時半を過ぎてホールから出てきた。

 資料を配布してから溶液の調整法のクイズを解かせ、個別に採点して行った。9時頃に全員が課題を提出し終わった。

 次の12時10分からの2年生の実習の準備をしようと実験室に戻ったら、2年生が数人improvised material を作りたいので教えて欲しいとやってきた。そこで、潜望鏡、風向計、呼吸器モデルの作り方を説明して、学生といっしょに作った。

 午後の実習では、虫かごを作ろうと思っていたが、立方体を作るだけで終わってしまった。それでも隊員さん達との研修で考えた方法で作った立方体はなかなかきれいに仕上がっていた。

 実習の後、(昨年度までカレッジで教えていた)エリック先生が勤務先の学校でノギスとマイクロメータを使いたいというので実験室までやってきた。

 15時頃に部屋に戻ったが断水。プラスチック・ボトルにためた水で水浴びをした。

 18時半からアフリカズ・カップのガーナ戦が放送された。相手のコート・ジボアールは前半から攻撃を支配し、ガーナは良いところ無く3対1で敗れてしまった。ナイト・ホールの2階でTV観戦していた学生達もがっかりした様子だった。

20100116 土曜日 PC不具合
 断水は8時半に回復。この頃9時前後に給水が止まったり始まったりしている。

 PCを操作していて、ウィンドウの開き方に不具合があったので、チェック・ディスクをかけようと操作した。ところが、チェック・ディスクがキャンセルされてしまった。12時半までいろいろ試みてやっとチェックが始まった。かなり大きなフォルダを消したり、ソフトウェアを取り除いたり、オフィスを修復したり、デフラグと不用ファイルの削除などいろいろ試みたが、何がきっかけで修復できたのかははっきりしない。

 お昼の雑炊を食べてから、レイチェルが髪の毛を整えてくれた。後ろの方が長くなっていたのでとてもさっぱりした。

20100117 日曜日 来客

 ここ数日の給水状況に合わせて9時前までにシーツ、カーテンの洗濯や掃除をバタバタとすませた。案の定9時半頃に給水が止まった。(14時頃給水再開)

 オリビアさんがボーイフレンドと訪ねてくることになったので、テイク・アウェイを買いに出た。自宅の冷凍庫はほとんど空で料理を作れないからだ。もし材料があっても今度は後片付けで水が無いことの心配をしなければならない。

 聖ルイス校近くのレストランに歩いて行った。ポーチの席に二人の女性店員がいたが、携帯電話に夢中だった。彼女達が屋内を指したので中に入ってみたが無人。ポーチに戻っても店員はまだ電話中だった。

 早々にこの店はあきらめてタクシーでサンブラ・ホテルまで行った。日曜のため車窓から見えたタウンの店はほとんど閉まっていた。ホテルでピザ、フライド・ライス、鶏肉とネギの炒め物、ガーナ料理(ジョロフ・ライスと魚)をたのんだ。32.5GHCだった。

 ナイト・ホールに戻ると12時半だったが、オリビアさんとボーイフレンドが既に到着していた。オリビアさんもコンビーフ・ライスを持ってきてくれたのでかなり豪華な昼食になった。テレビのNDC大会(与党大会)の中継を見ながら15時まで雑談した。

 15時から17時までは実験室に行って明日のタンパク質検出の準備(10Mの水酸化ナトリウム水溶液と1%硫酸銅水溶液の調整、ガラス器具、スタンドなど)をした。帰ろうと思った頃、中学生が3人ほどやってきて実験を見せて欲しいと言ったので、空気圧ロケットとゴム動力飛行機で遊んでもらった。

 夜、カメルーン対ザンビア戦があった。3対2でザンビアは負けた。その後、実習用の資料をPCで作った。

20100118 月曜日
昨年、一昨年と違って乾季だが落葉しきらない
空気圧ロケットを打ち上げる小学生

 6時半から実験室に入って実習の準備をした。水銀の入っているミロン試薬、濃硝酸なども使うので、それらを入れた容器はテープで実験台に固定した。またできるだけ少量の試薬ですむように「3滴だけ!」などと容器の横にメモを貼り付けた。

 朝は比較的涼しかったが、徐々に暑くなってきた。実習の準備が終わったころになって、今日は午後から学期末試験用IDカードの個人写真撮影が組まれていたことを思い出した。実習では危険な試薬を何種類か使うので、途中で実習が中断されるとまずいと判断。今日の実習はキャンセルして、該当クラスの水曜日の空き時間に押し込むことにした。

 お昼過ぎに部屋に一度戻るとしばらくしてレイチェルが外出から戻ってきた。レイチェルが昨晩から今朝にかけてガーナ全土で地震が近づいているというデマが飛び交ったと言っていた。TVのニュースをつけてみたら、ちょうどその話題を流していた。タマレ、ワ、アクラ、クマシなどほぼ全土で携帯電話を使ってデマが広がったようだ。ニュースでは一睡もせずに屋外で過ごすアクラの住民のようすなども放送していた。おそらくハイチ大地震が元になったデマなのだろう。発信源は分からないと報道していた。

 14時半から16時半まで実験室で小規模研修用のゴムぞうりからコルク栓の代用品作りなどをした。栓に穴をあけるために抜いた部分とストロー、竹串で空気でっぽうが作れることが分かった。

 この日は9時前頃からずっと断水だった。21時頃にバケツ2杯だけ水をくんできた。

20100119 火曜日

 6時半から準備開始。実習用の印刷物を配ったり、色鉛筆の準備をしたりしてから小規模研修会用のパーツづくりなどをした。

 12時10分から実習の予定だったが、来週からの学期末試験登録用紙記入のため今日も授業はキャンセル。

 夕方生中継があったアフリカズ・カップの予選リーグでガーナがブルキナファソに1対0で勝った。ヨーロッパで活躍しているスター・プレイヤーを欠いたガーナ・チームだったが、若手が活躍した。この試合の結果、ガーナは決勝トーナメントに進めることになり、トーナメントではまず開催国のアンゴラとあたる。この日は試合中から二階で学生が大騒ぎ、試合後は町中ななんだかハッピーな雰囲気だった。

 試合後にガーナ食をテイク・アウェイで買った。ゆでたヤムイモ、コントンムリ(野菜をパーム・オイルで炒めた?もの)、フーフー、パームナッツ・スープと少しの肉。全部で2.8HGCだった。二人では全部食べきれなった。すこしパーム・オイルがきつかった。これでガーナ食は十分という感じになった。

 空気が乾燥していて湿度は60%ほど。肌がカサカサする感じ。疲れがあったので20時に寝床に入った。

20100120 水曜日

 6時45分頃にエリック先生から電話があり、カレッジの寮まで来ているので研修会のレターを渡したいと言われた。彼はすぐにドアをノックしてくれて、2月4日を希望しますと校印のついた書類を届けてくれた。彼の学校は高校だが、研修会に関心を持ってくれたのだ。15名ほどの先生が参加するだろうとのことだった。

 実験室へ向かうと涼しく乾燥した朝だった。空は埃で白っぽかっくハマターンらくしなった。

 次期校長のシャーロット先生と秘書がお墨付きの文書(ボランティアの紹介状)を作ってくれたので、小規模研修会に向けての案内が準備できた。

 実習は10時半頃からと12時半頃からの2クラス。試験管を十分に準備しておいたつもりだったが、実験をやり直す学生が多く、途中で足りなくなった。断水だったが、バケツなどにためた水で時間中に試験管を洗って補充した。

 濃硝酸と高濃度の水酸化ナトリウムを使ったので学生にゴーグル(保護メガネ)を配って試薬を扱う時かぶるように指示した。初めてゴーグルをかぶった学生達はかなりはしゃいでいた。

 実習の結果はどのグループも極めて鮮明。一安心だった。

 16時近くまでかけて試験管洗いなどの後片付けをした。

 夕方、近くのガソリン・スタンドまで買い物に行った。スタンドの横にある大きなスポット(お酒と食事がとれるお店)には、荷台がTV画面になっている大型車が停まっていた。画面ではアフリカズ・カップのナイジェリアとモザンビークの試合を流していた。

 買い物の後、水浴びをした(部屋でも断水中)。空気が乾いているせいで今日も肌がカサカサする。レイチェルもところどころかゆいと言っていた。

20100121 木曜日

 朝になっても断水。アイロンがけをしてから出かけたので、少し遅く7時頃に実験室に入った。午前中には、試験の登録票に写真を貼り付けるためステイプラーを貸して欲しいとたくさんの学生がやってきた。

 ひとりの学生が顔写真を一枚忘れて行ったが大丈夫だろうか?

 研修会用のパーツづくりと実習の準備をしていたら12時過ぎになってしまった。11時頃から実験室でも水が出始めたので、バケツにして6杯分ほどの水を貯めた。

 12時10分から授業。空気圧ロケットを学生に試させてから、今日もタンパク質検出の実験を三種類行った。

 部屋に戻ると、レイチェルはマーケットから帰ってきて魚の下ごしらえをしていた。魚を自宅で料理して食べるのは何ヶ月ぶりだろう。

 アフリカズ・カップの予選最終日。ザンビアは2対1でガボンに勝利し、決勝トーナメントに進めることになった。

20100122 金曜日

 6時半過ぎに実験室に入ったが、今朝の集会は早く終わったため、すぐに1時間目の学生達がやってきた。最初に他の1年生のクラスと同じように空気圧ロケットの紹介をし、その後タンパク質の検出に移った。

 実習の片付けをしてから部屋に研修会の案内状を取りに戻った。実験室に戻るとロカンジ小中学校の先生とエマニュエル君が来ていて2月の研修会について話すことができた。先生によると光エネルギー、電磁気(電磁石など)、呼吸器モデル、気体の発生の研修ができると良いとのことだった。そこでエマニュエル君と先生に手伝ってもらいながら、水素、酸素、アンモニアの発生を実演した。この内容を研修に入れるのなら会場はウエスリー校の実験室が良いとのことだった。

 エマニュエル君たちが帰った後、ケネディ先生に頼まれていた13時からの実験の準備を始めた。私立学校の中学生に気体の発生、熱による膨張、熱の伝播、栄養素の検出、電気回路の実験を見せるのだ。ただし、1回の授業用には、あまりに内容が多いので一日で終わるか分からなかった。

 準備中に教育実習中の3年生が訪ねてきた。DCモーター、豆電球、ソケットが必要というので壊れてしまったプリンタを分解してDCモーターを二台はずして渡した。豆電球などは日本で買ったものを渡した。

 40名弱の中学生が13時20分頃実験室にやってきて15時頃帰っていった。気体から栄養素までの実験を紹介したが、電気回路までは行かなかった。

 実験室の掃除と片付けは16時頃までかかった。部屋に戻る途中ジュアベンで教育実習をしている3年生に研修会の資料を渡した。

20100123 土曜日
 8時半頃に給水が回復。洗濯や床掃除をしてから水浴びをした。ところが2時間もしないうちにまた断水。体を洗うためにお湯を沸かしたレイチェルはがっかりしていた。

 外出して研修会で使う教材やパーツを買おうと考えていたが、実習などの疲れがとれていないと思ったので部屋で作業をした。

 掲示されていた1年生のインデックス・ナンバー(学生番号?)を以前写真におさめたので、それをもとにして1年生の成績表をインデックス・ナンバー順に直した。ひとりずつ番号を表から探して入力し、そのあと並べ替えた。

 研修会用にプロペラユニットを作る作業をした。実験室にクリップの箱を置いてきてしまったので69個作ったところで材料切れになった。

20100124 日曜日
 朝食の後、シーツとチテンゲ(ザンビア式風呂敷)の洗濯をした。水は少しずつ弱くなって10時頃に断水になった。しかし昨日と同じように13時頃給水が再開された。

 報告会用の写真の修整をしてから研修会用のビュンビュンゴマ式ニュートン・ディスクのパーツ作りを始めた。60個ほど作れるように印刷、切り抜き、ラミネート、再び切り抜きの作業をした。

 夕方、実験室の掃除に行った。水が出ていたので、一昨日空になった容器に水を貯めることもできた。

 アフリカズ・カップは今日から決勝トーナメント、準々決勝の第一戦でガーナは開催国のアンゴラと対戦した。前半の1点を守りきったガーナが辛勝した。いつものように学生はナイト・ホールの二階で大騒ぎだった。

20100125 月曜日 買出し

 7時頃に実験室に行ってニュートン・ディスクのパーツを接着剤で貼り合わせる作業をした。別棟の化学室の隣室が試験センターになっていた。化学室の壁には試験の規則がはりだされていた。

 8時半に部屋に戻ってバッグにお金を入れケジェティアの電気街(?)まで歩いて行った。少し容量の大きいキャパシターをまず買ってから、トランジスタ、抵抗、可変抵抗、テスター、絶縁テープ、釘、3.8V用豆電球、プライヤーを購入した。

 歩いてアドゥーンに向かい、医療用手袋、外科用はさみを買ってからプラスチック用品店に行って10箱の大型プラスチック容器を買った。それまでに買ったものをプラスチック用品店に置かせてもらい追加の買い物をした。結局、CD−R400枚、CD−R用ソフトケース400個、はさみ(1つが3GHCと高価だったが、Made in Japanだったのでよし)、ドア用磁石式ストッパ、大型ノミ、ポリエチレン袋、電線、プラスチック定規、自転車用空気入れなどを手に入れることができた。

 歩き始めた頃は比較的しのぎやすかったが、買い物が終わった12時半頃にはかなり蒸し暑くて体に堪えた。タクシーでカレッジの実験室まで荷物を運んだ。

 部屋に戻ると断水だった。

 夜、アンゴラからアフリカズ・カップの決勝トーナメント(準々決勝)ザンビア対ナイジェリア戦の中継があった。ザンビアにとっては14年ぶりの決勝トーナメントという重要な試合だった。90分の試合が終わって0対0、その後延長戦も0対0だった。しかし、ザンビアはPK戦で一人が失敗!ナイジェリアに負けてしまった。

20100126 火曜日 買出し
 身支度をする時間帯はまだ断水。プラスチックの容器に貯めておいた水で水浴びをしてから出かけた。実験室の掃除をしてから研修会用にこれまで買った雑多なものを仕分けする作業を始めた。今のところ2月中に7つの学校を訪問したり、学校から研修に実験室まで来てもらったりする予定。ただし、日が決定しているのは1校のみ。

 仕分けの後、昨日買った抵抗をテスターでチェックしたり、キャパシター(コンデンサ)に蓄えた電気でLEDが点くか調べたりした。見事に点いて一安心。

 8時頃に部屋に戻った。しばらくして給水が再開されてホッとした。道具箱などをバッグから出し身軽にしてから歩いてケジェティアに向かった。ケジェティアでは追加のキャパシターとテスター、それにDCモーターを買った。  アドゥーンに向かってケジェティアを抜ける途中で、レイチェルに頼まれていた女性用サンダルを六つ買った。

 アドゥーンでは、竹串、A4用紙、マーカー、領収書用紙、セロハンテープ、ストロー、外付け光学ドライブ(教材CDコピー用、高い棚の上にありお店の女性が棒で引っ張り出して落とし空中でキャッチ)、乾電池を研修会用に、自宅用には漂白剤、冷凍チキン、インスタント麺、ウイスキー、キャベツ、ニンジン、サツマイモ、キュウリ、マンゴーを買った。野菜スタンドのキャベツはひとつ3GHCもしてびっくり。まったく外国人向けの店だ。

 部屋に戻ると12時半だった。スナックを食べてから水浴び。その後で買ってきたばかりの外付けの光学ドライブを試した。しかし、PCから認識されている(ディスクの取り出しが遠隔操作できるので)ものの、ディスクは読み書きができなかった。3台のPCで試しても同じ結果だった。機械的に壊れているのか?

 今日、ドライブを買ったお店のレシートには、「払い戻ししません」と明記されている。それでも、明日またお店を訪ねてみるつもりだ。

20100127 水曜日 光学ドライブの交換と雨
 7時に実験室に入り、研修用の教材の仕分けを始めた。しかし、8時半には部屋に戻り光学ドライブの交換に出かける準備をした。

 お店が開く時間を待って9時頃アドゥーンに行った。タクシー代は4GHC。領収書には「払い戻ししません」とあったが、交換はできるでしょうと交渉した。快く交換に応じてくれた。この日は棚から商品を落とさずに、A4用紙の箱を積み上げて踏み台を作り、手で丁寧に商品を取り出してくれた。

 その後、ラミネート・フィルムを買ってタクシーでカレッジに戻った。(また4GHC、往復で520円ほどかかった。約3年前は往復4GHCだったが、当時の料金も日本円にするとやはり520円ほど)

 タクシーで移動中にウインド・シールドに小さな雨粒が何滴か当たったのを見た。

 部屋に光学ドライブを置いて、実験室に移動し、チゼル(ノミ)にコイルを巻いて大きな電磁石(インドゥーサ)を作った。170グラムほどのエナメル線を使った。この作業中に雨が降った。10分ほどだったがかなり本格的な降りだった。

 一段落してからカレッジの横にあるウレスリー校のデモンストレーション小中学校に研修会の案内を届けに行った。

 部屋に戻ると水圧が弱くなっていたので急いで洗濯と水浴びをした。でも途中で断水になった。  光学ドライブのチェックをすると完璧?に動いた。ただし、CD−Rは特定のブランドでないと認識しないようで、先日買ったものはほとんどがはねられてしまった。しかたがないのでデルのマシンで教材集CDの複製を始めた。

 断水で調理が難しいのでテイク・アウェイで夕食にした。チキンふた切れ、フーフー、グラウンドナッツ・スープ(2.5GHCほど)
 18時半頃から風が強くなり一時的に雨も降った。これはあぶないと思いロウソクを点けたら案の定停電になった。

20100128 木曜日 ガーナ決勝進出

 断水と停電が朝になっても続いていた。ロウソクをつけて朝食をすまし、7時に実験室に行った。

 掃除をしてから研修会用の文房具などを分ける作業をし、それからビュンビュンゴマ式ニュートン・ディスク60個の仕上げ、コイルづくり、豆電球用のソケット(実習で作ったものよりさらに簡単なもの)づくりをした。電気が回復したらすぐに部屋に戻って印刷をしたかったが15時まで停電が続いた。(実験室でもお昼過ぎには水が使えたので、給水は電気より先に回復したようだ)  電気が戻ってから部屋に戻り、洗濯と水浴びをした。

 この日はアフリカズ・カップの準決勝の二試合が中継された。ガーナ時間で16時過ぎからガーナとナイジェリアの試合があった。ナイジェリアの圧倒的な攻撃が続き、ボールも支配されっぱなし(のように見えた)がガーナは前半21分コーナーキックを頭であわせて1点を取った。この試合の得点は両チームでこの1点だけ。ガーナは19年ぶりに決勝に進出することになった。学生もTV放映していた放送局のスタジオ内のスタッフも躍り上がって喜んでいた。

 もうひとつの準決勝の試合では、退場者の続出したアルジェリアがエジプトに4対0の大差で負けてしまった。決勝は日曜日に行われる。

 サッカーの中継中に教材CDを50枚焼いた。CDに添える説明書と表紙も教材集450部分準備した。まだ研修予定学校が全部決まっていないので、候補に考えている学校に持っていく資料も印刷した。

20100129 金曜日

 部屋から昨日までに焼いた教材集CDを150枚持って実験室行った。少し片付けをしてから300枚のブランクCD−Rを部屋まで運んだ。それから8時頃にウェスリー校のデモンストレーション小中学校へ行った。

 ヘッド・マスターと理科主任が対応してくれて、周辺校の理科の先生13名が来月の11日・12日に研修に参加してくれることになった。会場はカレッジの生物室。

 つぎに、別の学校まで研修会の提案に行こうとタクシーに乗った。ところがタクシーは1キロほどでブレイク・ダウン。事前に約束も取り付けていなかったので、この日の提案はあきらめることにした。

 実験室まで歩いて帰って12時からのロカンジ中学校サイエンス・クラブのアクティヴィティーの準備をすることにした。昨日エマニュエル君から要望のあったテーマは力学的エネルギーだった。

 レイチェルが部屋でCDを焼く作業が手伝えると電話をくれたので、また部屋まで戻り、2台のPCを教材集CD作成用にセットした。(レイチェルはその後夕方までかけて200枚の教材集CDを焼いてくれた)

 実験室に上がって、風で走る車のストローを準備しはじめた。予め切り込みを入れておいて、生徒さん達は組み立てるだけですむようにした。

 13時にサイエンス・クラブの生徒(中学3年生)と3名の先生がカレッジまで来た。空気圧ロケットの打ち上げと風で走る車の製作を通して位置エネルギーと運動エネルギーについて実感してもらった。

 実験室の片付け中に教育実習中の3年生が二人訪ねてきた。一人にはレインボウ・ボックスを貸し、もう一人には自宅で使わなくなったToshiba製PCを小学校の授業で使ってもらうために渡した。

 部屋に戻ると断水だった。夕食はテイク・アウェイでフーフーとグラウンドナッツ・スープにした。

20100130 土曜日 教材集CD準備完了
 9時から給水再開。レイチェルが洗濯と掃除をしてくれた。自分はデルとHPのマシンを使って教材集CDを焼いた。100枚焼くのに2時間半かかった。これで目標としていた450枚の教材集CDができた。CDをソフトケースに入れ、簡単なレイベルをつけてできあがり。ただし、部屋に置いておくとかさばるので明日には実験室に運びたい。

 夜、研修会用の持ち物リスト、アンケートの下書きなどを作った。

20100131 日曜日 ガーナ敗れる

 最近の24時間給水24時間断水に対応して、水の出ている間にと思い、朝起きてすぐにシーツの洗濯をした。ところがこの日は断水にはならなかった。

 9時から15時まで明日の最初の小規模教員研修用の荷造りをした。追加したいものを作りながらだったので、なかなかはかどらなかった。サンプルとして針穴写真機、呼吸器モデル、変圧器モデル、ゴム動力ヘリコプター、小型の空気圧ロケットを作った。また、たまっていたボトル、トイレット・ペーパーの芯、空き缶なども整理した。

 実験室は暑く、乾燥していた。また埃っぽい風が入ってくるので作業の初めと終わりに掃除をしなければならなかった。

 アンゴラ2010アフリカズ・カップの決勝戦、ガーナ対エジプトが16時から中継された。開始85分エジプトがこの試合唯一のゴールを決めた。2階でTV観戦していた学生達は床を踏み鳴らしながら"NO!"と叫んでいた。エジプトは2008年に続いてアフリカズ・カップ連覇。ガーナは今大会の初めはもたついたが、徐々に若手が経験を積み、決勝戦ではエジプトと互角に戦っていたと思った。特にディフェンスがしっかりしていた。敗れてしまったが、よくやったと思った。ガーナのナショナル・チーム、ブラック・スターズは明日の15時に帰国するそうだ。

 サッカー観戦の後、研修会の持ち物リストを修正したり、アンケートを印刷したりした。

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