201412

2014年12月の記録

20141201　月曜日

　４時に起床。シーツ類の洗濯や身支度を済ませて７時５０分に部屋を出ると、アパートメントの前でもうMiさんが車を準備してくれていた。

　８時５分前にRECSAMを出発し、ペナン国際空港には８時半前に到着した。すぐにシルク・エアのチェック・インを済ませた。

　シンガポールへの直行便MI345は定刻に離陸し、６５分の飛行の後、チャンギ国際空港に到着した。

　空港からMRTの駅へ移動し、３日間のパスを買った。パスを使ってMRTに乗車Chinatownで下車した。小雨が降っていたが、歩いてホテル１９２９移動した。

　４日分の宿泊費をデポジットしてから部屋に入り、ATZ社の情報をウェブで探した。ATZにも電話をかけたが、メイルを通じて交流のあったR氏が不在だった。彼にはメイルを送った。

　１６時過ぎに地下鉄を使って高島屋へ移動したが、ウェブにあったATZ社のお店はなかった。

　ホテルに戻ってからお酒、乾し肉、軽食などを買って部屋で夕食にした。（乾し肉は甘くて、脂っこくて食べられなかった。１００グラムで９００円もしたのに。）

20141202　火曜日

　７時１５分に起床。７時半過ぎに朝食を食べに階下に下りた。

　部屋に戻ってから外出の支度をしながら、メイルをチェックした。９時１５分にATZ社からのメイルが届いていた。予想した通り、先月２４日にRECSAMのアカウントからR氏宛てに送信したメイルはJunkに振り分けられていたそうだ。ヤフーのアカウントから送ったメイルにR氏からの返信があった。

　R氏は１０時にATZ社まで来て欲しいと書いていた。急いで出かける準備をし、９時半にホテルを出た。近くでタクシーを拾って211 HendersonにあるATZ社に向った。

　幸い渋滞もなく、９時４０分にはATZ社に着いた。

　R氏には、すぐに会うことができ、予め送信しておいた質問に対する答えを聞いたり、こちらが漠然と感じていた不安について質問したりした。（fischert○echnikの金属棒は頻繁に錆びたので心配だと伝えると、以前は三層のメッキ処理だったが、現在は材料がステンレス鋼に変わっているので錆びの心配はないとのことだった。）彼は、こちらが聞こうとすることに即応できるほどの経験があったので安心した。

　fischert○echnikについて中等学校用のセット、初等学校向けのセット、ロボティクス用のセットなどの実物や手引きを実際に見ることができた。個人的にMechanic + StaticのセットをRM500で購入した。非常に満足できたATZ社訪問だった。

　１１時１５分頃にChinatownにタクシーで戻った。

　ホテルに荷物を置いてから、着替えをすましMarina Bay SandsまでMRTで移動した。Chinatownの駅からDowntown line を使えば３つ目の駅だった。

　明日からの国際会議の会場を確認してからMRTに乗ってホテルに戻った。

　午後は、中華街（Chinatown）を散策したり、食事をとったりして時間を使った。リンギッドの現金を追加でシンガポール・ドルに換えた。

　ホテルからそれほど離れていないレストランの一つに入り、麻婆豆腐、Hot and Sour Soup、海鮮焼飯とビールを注文した。しかし、スープは多すぎて全部は楽しめなかった。その他も半分食べただけで満腹になった。残った焼飯と麻婆豆腐はテイク・アウェイにしてもらった。

20141203　水曜日

　５時半に起床。昨日、四川料理店でテイク・アウェイにしてもらった料理で朝食にした。

　７時２０分にホテルを出て、Marina Bay Sandsに向った。会場には１５分後に着いたが、Leadership Summitが行われる場所が分からず１５分間ほどうろうろした。（運動にはなったが）

　会場を見つけて、最前列に落ち着くことができた。

　Conference開始前と午前中の時間を使って、講演を聴いたり、写真を撮ったりしながら、Magic of Science Roadshowの報告書を作っていった。午前中にだいたい仕上がり、夕方に同僚に送信した。

　午後はマレイシアからのRobotics報告を楽しみにしていた。しかし、聴かせてもらった内容は、かなりがっかりだった。

　午後の最後の発表は諦めて、ホテルのあるチャイナタウンに戻った。ウイスキーを買ってから、昨日行った四川料理店に入り、細切り豚肉の炒め物と海鮮焼きそばを注文した。今日はほとんど食べることができたが、別に注文したビールは残してしまった。

　ホテルに戻ってから、洗濯とシャワー、記録作りを済ませ２０時過ぎに就寝した。

会場には３３６脚の椅子があった。

地震国では絶対に造れそうにない構造物

20141204　木曜日

　５時に起床。７時２０分過ぎに出かけようとすると、外は豪雨になっていた。

　７時２４分にホテルの近くでタクシーに乗り、Marina Bay Sands Convention Centreへ向った。

　１０分もかからずにCentreに到着した。料金は６．７シンガポール・ドルだった。

　この日、最初のLeadership Summit講演が始まる予定の９時になっても、雨のためか、参加者に初日の疲れが残っているためか会場は閑散としていた。

　司会者は来場者がもう少し増えてから講演を始めると言っていた。

　聴衆が集まってから、Int○l Educationの講演、UK の先生の話、マレイシアの一万の学校を一つのネットワークで結びICTを利用した教育を導入する話、就業前に身につけるべきスキルに関するパネル討議、オーストラリア・クイーンズランドでのクラウド・サーヴィスを使った教育事業、ベトナムの教育改革、ICT教育コンペティションの優良企業表彰と、表彰された企業による発表が昼食休憩前まで行われた。

　昼食休憩中に、MRTに乗るためのパ○モのようなカードを買いに行った。１２シンガポール・ドルだった。

　雨はなんとか午前中に止んだようだった。

　RECSAMから来ていた他の４名の同僚は明日KL（クアラ・ルンプール）でブリティッシュ・カウンシルとの打ち合わせがあるそうで、１６時には会場を出ると言っていた。

　午後の講演が始まる前に、UKの先生による追加講義が１２時５０分から１３時半まであったので参加した。なかなか興味深かった。

　１３時半からは分科会形式だった。自分は、パキスタンのICT教育導入事情、京都産業大学での英語教育に関する報告（日本人ではなかった）、マレイシアの大学でのICT教育リソース作りとその活用に関する報告（全ての講義をヴィデオに記録して、ウェブから学生が見られるようになっているそうだ。数学や経済学では、学生は授業のヴィデオを全て見るのではなく、自分が分からなかったところを再生する傾向があるそうだ。また、ヴィデオだけを見て授業に出ないという学生はいないと主張していた。なぜなら授業のヴィデオを初めから終わりまで見るより、授業に出席した方が、ずっと楽だからだ。）、休憩時間前にはイスラエルの工業大学の歴史に関する講演を聴いた。講演者は両足が不自由だったが、講演中は杖を使わなかった。

　最後のセッションでは、台湾のスマート・ラーニング（国土が広くなく、人が密集して住んでいるので、その狭い国土全体でウェブ・アクセスを確立すれば、誰でもウェブを介した学習に参加可能だ。）、インドの２１世紀教育事情のパネル討議、タイ王国における高等教育の現状、ブータンでのeLearning導入に関する講演を聴いた。

　最後の分科会講演はPCも投影機も全く使わないが、高齢（おそらく昭和１１年、１９３６年生まれ）だが矍鑠とした先生（理科教員としては３７年）による、経験に基づいた興味深い話だった。ブータンでは、隣の集落に移動するために、一週間とか十日間とかヤクに荷物を背負わせて歩いて移動しなければならない。また、国土は高地にあり、光ファイバーや最新の携帯電話ネットワークを導入するのは難しい。

　しかし、M先生はどうすればeLearningが導入できるかを具体的に経験に基づいて説明してくれた。来場者は皆、感銘を受けていたようだった。（個別の学校でのウェブ・アクセスは必要ないと断言していた。）

　１７時過ぎにMRTに乗ってChinatown駅へ移動した。

　今日も同じ四川料理のお店で焼飯、餃子、ビールを頼んで夕食にした。