2016/02 © Hideo Nakano

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永久ロト・コプター

 

はじめに

多くの学校でロト・コプターが教材として使われています。安く簡単に作れるし、楽しいので子供達に大人気です。これまでできるだけ高い所から落下させられるようにロト・コプターの落下器なども導入してきました。しかし、もっとずっと長く回せないかと考えました。その結果できたのが風さえ吹いていれば永久に回っていられるロト・コプターの一種です。以下で作り方の手引きをごらんください。

 

ロト・コプター落下器を使うインドネシアの先生方

(at RECSAM science lab 2 on 29th Oct 2013)

 

糸とより戻しを使ったプロトタイプ

(at SEAMEO Hall on 18th Mar 2015)

このより戻しは改良が必要だった。

 

材料と道具

材料

道具

コプターの型紙(別添、1枚に六つ)

直径 4.0 mm のプラスチック・ストロー

直径 5.0 - 6.0 のプラスチック・ストロー

竹ぐし(真っ直ぐで、直径 4.0 mmのストローにさしこんでなめらかに回せるもの)

 

カッティング・マット

カッター

ハサミ

プライヤー

定規

18 mm幅の両面粘着テープ

18 mm幅の絶縁テープ

セロハン粘着テープ


1.永久ロト・コプターの作り方

型紙を 70 - 80 g/m2 A4用紙に印刷します。写真の赤い線にそって山折りします。

赤い線にそって切れ込みを入れます。

 

 

型紙を裏返しにして両面テープを写真のように貼り付けます。その後、はくり紙(白い紙)をはがします。

100 mm x 18 mm の絶縁テープをカッティング・マットに貼り付けて、3本の細長いテープを作ります。

 

 

竹ぐしを 100 mm の長さに切ります。一方の端に細長い絶縁テープを巻きつけます。

直径4.0 mm の細いストローを60 mmの長さに切ります。そのストローを約3 mm、約3 mm50 mmそして約3 mm に切ります。上の写真のようにテープを巻きつけた竹ぐしをストローに通します。

型紙に入れた切れ込みから竹ぐしを写真のようにさしこみます。

竹ぐしをサンドイッチするように型紙ではさみます。

 

 

隅の三角形を切り落とします。

 

 

 

直径が5.0 - 6.0 のストローを使います。ストローの一端に3 cm ほどの縦の切りこみを入れます。そして、切り込みの根元の一方にハサミを入れ写真のようにストローの端がテープ状になるようにします。

ロト・コプターの50 mmのストローに、太いストローのテープ状になった部分を巻きつけます。

セロハン粘着テープで折り返したテープの部分をしっかり貼り付け、ロト・コプターが太いストローからはずれないようにします。

ロト・コプターの二枚の羽根が別方向になるように根元で折ります。

風が当たっているかぎりロト・コプターは回り続けます。風は写真の右から来ても、左から来てもロト・コプターの回転方向は同じです。

 

 

 

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